投資心理投資信託

投機家の最大の敵は自分の中にいる。 人間の本性として、人は希望と恐れとは無縁ではいられない
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例のジェイコム株20億円トレーダーの記事が『週刊ポスト』にも掲載されていたので買ってみた。こちらも『AERA』の記事同様、とても面白かった。350円払う価値はありますので、みんなも買って読もう!

「株投資で特別なことは何もしていません。日経新聞はパラパラと目を通す程度で、とらなくてもいいと思っているほどだし、投資関係の雑誌もまったく読みません。『会社四季報』の情報やニュースをインターネットで見るくらいですね」

ははははははっ。僕と同じじゃないの。

ITバブル後の株価低迷期のしのぎ方も、なんか似てる気はするなあ。

「当時は、兼松、日商岩井、住友重機械工業、井関農機など、25日移動平均線との乖離率が60~70%もある株が多くありました。それらのような下がりすぎた株を買って、一時的に反発したところで利益確定していったのです」

そうそうそうそう。これは僕もやってた!

っていうか、今も時々やってるね。25日移動平均線との乖離が数十%などという異常な世界はもう終わってしまったけれど、この方法は今でも有効。「それらのような下がりすぎた株」の判断をどうやって行うのかという問題はあるけど、一応の目安は25日移動平均線との乖離が15~25%で、5日移動平均線との乖離率がある程度大きくなったら、買って良いはず。(株価と5日移動平均線がほとんどくっついている「だらだらした下げ」の時は、絶対に買ってはいけない。)今のような相場全体の基調が恐ろしく強い時には、25日移動平均線との乖離率は15%くらいで、挑んで大丈夫だと思う。

最近のトレードだと、12月28日の記事の『12月最終週のトレード』で書いたトスコでのトレードが、完全にこのパターン。

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逆張りで6762TDKと3304トスコを狙ってみた。TDKは予定通り買えたけど、トスコは25日移動平均線ともう少し大きな乖離が生じるのを待っていたのであんまり買えないうちに反騰を始めてしまった。一応、15%程度、25日移動平均線と乖離したらやや大きく買おうと思っていたんだけれどね。500円越えは売ります。長く持つ銘柄ではない。手のひらの上で溶けていく氷みたいなものだね。
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ブログでは書かなかったけど、11月末にも同じやり方で少し取った。

3304トスコのチャートを見て欲しい。おそらく、もう1度か2度は同じ手法で取れるチャンスがあると思う。



デイトレード、そしてHANABI氏について
僕もデイトレードを行うことはある。
寄りつきの状況を見て、急に出来高を増やしつつ動き始めた銘柄に瞬間の判断で飛び乗った時は、頭を冷やす意味で、大引けでいったんクローズすることが多いし、小刻みなリズムで、9円上がり、5円下がり、さらに12円上がりと、じりじりと下値を切り上げていく銘柄に対して、2度3度と回転させることはある。
倒産銘柄が、ストップ安を続けた後の下げ止まったところで飛び乗り、少し戻したところで素早く利食うというトレードの場合は、ほとんど数分、場合によると秒単位の勝負になる。
そもそも、急騰する仕手株でオーバーナイトとすることは滅多にない。一夜にして相場環境が激変してしまうことが十分ありうることだし、どちらかのポジションを持ったまま夜を越すこと、その後、冷静な判断が出来なくなくなるので危険だからだ。

しかし最近話題になっているデイトレーダーって、ちょっとやり方が違うんだよね。

どうも、チャートすら見ることなく、板だけを頼りに数十万株ぶっこんで一瞬の判断で数円単位で利益を抜いていくということらしい。バブルの頃にディーラー達が、鉄鋼や造船などの大型株でやっていたディーリング相場を、個人投資家達が新興市場でやってるってことなのかなと思いつつも、そんなにうまくいくものなのかなと半信半疑だった。ただ、20代の若いトレーダーだったら、一瞬で判断をする運動神経がありそうだし、そうした大胆なトレードが出来るのかもしれないな、とも。

でも、どうなんだろう。例えば、先月、急騰と急落を繰り返した、巴、ニチモウ、三井松島、住友石炭などが、そうしたデイトレーダー達のデイトレ銘柄として上げられることが多いが、ああいった銘柄だったら、数十万株を入れて数分で1円2円抜くことを狙うより、数万株を数日かけて100円200円を取ろうとした方が、ずっと効率的だったと思う。僕自身は、そんなトレードを狙ったけどね。

僕は見ていないのだけれど、「ガイアの夜明け」というテレビ番組でそうしたデイトレの場面を披露したHANABIという人が、ネットで話題になっている。livedoorのblogで、日記を公開しているので、ずっと読ませてもらっていた。
しかし、今ひとつ、何をやっているのか分からない。本当にこんな方法で儲かるのかと狐につままれた感じだった。
それに、彼の書いていることが本当であるならば、コンスタントに利益が出続けているように見えるのだが、そんなことってほんとに可能だろうか。

株式トレードって、ある意味、釣りに似ていて、うまく漁場にぶつかると笑いが止まらないほど儲かるけれども、いったん凪状態に入ると、竿がぴくりとも動かない状態が続く。じりじりしながら次の漁場を探す。そうしたリズムの繰り返しだと思うんだけどね。相場環境とは関係なく、確実に利益が出るような方法なんて本当にあるのだろうか。

ここ数日、HANABI氏の日記のページを眺めると、どうも化けの皮がはがれつつあるようだ。13万円で自分のトレード法を公開したDVDを売り出すという。はじめは100セット限定という話だった。だが、売れ行きが好評なので、さらに売り出すという。
本当に100セット売り切れたのか、あるいは100セット以上売れたのか、何の証拠もない。100セットとして1300万、もっと売れているのだとしたら、それだけでかなりの金額になるが、しかし、デイトレでコンスタントに月に1000万円単位で儲けている人が、何故、わざわざそんな方法で、さらにお金を作ろうとするのだろう。だいたい、デイトレに限らず、トレードにおいて、自分と同じ手法をする人が多いのは、利益を上げる上で望ましいことではない。
「デイトレードの手法を多くの個人投資家に知ってほしいため」だと彼は述べているが、彼のそうした善意を信じるには、DVD販売での1000万円を越える金額は巨額すぎる。

2ちゃんねるでは、彼についてのあれこれの疑惑を指摘するスレッドが凄い勢いで書き込みを集めている。どうも胡散臭いね~。限りなく黒に近い灰色かな。っていうか、もう真っ黒だね。


2006年01月07日 「ぽんぽこのクール・トレーディング」より抜粋
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08月07日 日経225 15154.06(▼345.12) TOPIX 1540.12(▼31.58)

先週末予告したとおり、本日は逆張り銘柄を全て利益確定。空売りは5日移動平均線を下に抜けたのを確認してというつもりで銘柄をウォッチしてたので、本日、後場の相場を見てれば、動いたんだろうけど...。

前場は見てました。薄商いの中、後場、先物が下へ走れば、大崩するんじゃないかという予感はあったのだけど、ちょっといろいろ忙しくて後場はザラ場を離れてました。日足を見ると、せめて後場寄りで空で売っとけばなんて銘柄がごろごろしてますね。

さて、前回の記事のコメントが、BNF氏関係のコメントで盛り上がってます。「裏が取れたことなければ、すべてハッタリだということです」という「白だと証明できないなら絶対黒だ」みたいな極論は放っておくとして、まあ、あれだけ短期間に資金を膨らませた謎というか秘密は誰もが知りたいと思うもの。

5億、10億という資金規模になってからは、もしかしたらその資金規模を生かして「一人仕手筋(?)」みたいなことをやってたのかもしれないって、クラスターの手口なんか見てると思いますけど、でも、2001年から2003年までのあの相場の低迷期を、逆張りスウィングで乗り切ったというのは、事実だと信じていいと思う。僕自身も当時、最終的には同じような手法にたどりつきましたけど、確かに、あの時期、そうした手法は有効でしたよ。同じ時期に同じようなことを考えていた戦友みたいな意識を、僕は彼に対して勝手に感じてるんですけどね。(^_^;)

僕にとって彼に対する謎というのは、人生経験も相場の経験も未熟であったはずの彼が、何故そんなアイディアを思いつくことが出来たのかという一点だけですね。僕にとってのマーケットの奇術師さんのような存在が、彼にもいるんだろうか。

BINさんが

>>1、25日線乖離率で判定する
>>2、基本は1泊2日の勝負である
>>
>>というのが論理矛盾があるからです。
>>25日線を使用するなら、実態的に、もっと勝負期間が長い
>>のが常識だから。
>>
>>彼の使用してるのは、実は数日程度の短期線ではないかという点、
>>ぽんぽこさんのご意見をお聞きしたいですね。

と書かれてますが、僕は、逆に、25日移動平均線を使っているというところに、彼の書き込みの信憑性の高さを感じてました。

25日移動平均線とのマイナス乖離率がXパーセントになったら買うといった、静的・固定的な使い方をしているならば、確かにBINさんの書かれているとおり、短期勝負には向かないはずですが、

例えば、

「25日移動平均線とのマイナス乖離率が、20%、もしくは25%を越える銘柄が、東証1部に限定した上でX銘柄以上あり、そして、前日よりもY%以上、そうした銘柄が減少したタイミングで買う」

とか、

「あるセクター全体の25日移動平均線とのマイナス乖離率が、Z%以上、改善したタイミングで買う」

といった動的・流動的な使い方をするならば、25日移動平均線が短期トレードであっても一番有効だと僕は思います。マイナス乖離率が開いていくタイミングでエントリーするのではなく、戻る時の動きだしの強さを見て仕掛けていくとすると、やはり25日移動平均線が一番使いやすいと思いますよ。

それと「基本は1泊2日の勝負である」というのは、トレードの実態を表している言葉ではなく、どっちかというと、心構えを示している言葉なんじゃあないかな。逆張りって「基本は1泊2日の勝負」だと思います。

さて、一応、困ったちゃんの相手もしておこう。

>>ぽんぽこさんはまだ買いバイアスがかかってますねえ。
>>晒していない長期のポジは結構ひどいことになっているのでは?

いや、ロスカットを徹底しているだけだけど。自分の相場観より、ポートフォリオが示している「危機」の方を尊重しているだけですね。

長期ポジションは1月のはじめ、ライブドア事件の直前に1億円ほど売り切ってます。このブログの過去ログ読んでもらえば分かることだけどね。きっちりリアルタイムで書いたからね。ライブドア事件の直前に、はっきり「売り」を書いてたのは、僕のブログの他、ほとんどないらしい。「週刊スパ」の記者の人に言われたよ。





打診買いと買い増しについて
さくらさんへ

>>ぽんぽこさんは先ず打診買いしますよね
>>その後も枚数を増やして行きますが、打診買いより高値が多いですね
>>まあ上がっているので良いのですが基準はどのようにされているのでしょうか。
>>一銘柄幾らと決めるのか枚数なのか

このご質問ですけど、いろいろ考えたんだけど、なかなかうまく答えるのは難しいですね
どうやって歩いているんですか、と質問受けて、そういえばどうやって歩いているんだろうと考えれば考えるほど、歩き方がぎこちなくなっていくというか、そんな感じです。。。(^_^;)
いやいや、愚問だと言っているのではないですよ。誤解なきよう。(*^_^*)
これもアートの領域の話なので、なかなか言葉ではあうんの呼吸が伝えにくいということです。

基本的な考え方を説明しますね。
僕の場合、あらゆるトレードは全て、ロスカットをどうするかが前提となります。
例えば、株価400円の銘柄を仕掛ける時、だいたい1銘柄1アイディアでのロスは20万から30万円まででとどめておきたいので、10枚建玉して20円幅、380円で損切りというのが標準的な僕のトレードのスタイルです。

株価が400円で動きを止めて、さあ、そろそろ上か下かどちらかに吹っ飛ぶぞという、いわゆる煮詰まったチャートになった時、思い切ってロスカットを390円に引き上げて、さらに10枚買い増ししたりすることもあります。

あるいは、5円上がり3円下がりという感じで、じりじりと少しずつ上げトレンドに転じていった場合、株価が緩んだところを狙って、410円、420円と買い足していくかもしれません。

そしてさらに上昇がはっきりした時は、今度は高値を追う形で、どんどん上値で買い増しをしていきます。つまり、上昇が緩やかな時は押し目買い、ペースが上がってきた時は順張りでがんがん攻めていきます。(もっともこんな風に思い通りのトレードが出来ることなど20回に1回もないのですが、いや、40回に1回もないかな、まあ、理想はこうしたトレードを狙ってます。)

だから、いずれにせよ、買い増しは、ロスカットラインを睨みつつ、確定益を確保しつつ、じりじり攻める形になりますね。

「勝つトレード」より「負けないトレード」、そして、勝負どころでは、思い切って「リスクを賭ける」という感じかな。

なんか、あんまりわかりやすい答えにはなってないですね、たぶん。

>>毎日訪れていますので機嫌のよろしい時教えて下さい
>>行き当たりばったりで適当に売買という答えだったらどうしよう

機嫌いいよ~。週末はいつもハッピーだよ~。
行き当たりばったり、適当に売買。。。結構そうかもしんない。


2006年08月08日 「ぽんぽこのクール・トレーディング」より抜粋
『AERAの今週号('06-1.2-9)』の「ジェイコム株20億円男の投資術」という記事は面白かった。たった2ページの記事だけれど、この記事を読むために390円を払う価値はあると思う。

記事を書いている有吉由香という記者が、おそらく株に対してまったく無知なのだろう、いや、おそらく人生に対してもまったく無知なのだろうな、妙なところに単純に関心したりしていて、失笑してしまう個所もあるが、ただ、記者の思いこみによるバイアスがかかっていない分、読む人が読めば、このトレーダーの手法が、短い記事だが、かなりはっきりと理解できる。

「(PERやPBRは)まったく見ないです。長期保有だったら意味があるかもしれないが、短期の売買では下がるときは下がるし、上がるときは上がる。業績のいい企業の株でも下がったら負け。気にしてもしょうがない。株価に織り込まれている」

なんてのは、完全に僕と考え方が一緒だが、この発言に対して

要は、勘と反射神経、ということのようだ。

という記者のコメントは思いっきり脱力である。違うだろっ。ぜんぜんそんなんじゃないって。(^_^;)

(20億も儲けて)さぞかし気分がよかっただろうと思うが、
「もうかっても、損しても精神的にかなりきつい。やっててつらいんです。(中略)やめたいのに、やめられない」
なんだか悲痛な言葉が返ってきた。

いや、僕だって、株と無関係の人に、「2億近く儲かって気分がいいでしょう」なんて言われたら、暗い顔してさ、「いや、もう辛いです。早く辞めたいですよ」なんて答えるだろうね。当たり前じゃん。

だって、そういう答えを一般ピープルは期待しているわけでしょ。株であぶく銭を稼いでいるような奴って、「金は儲けたが、幸せは手に入れられなかった人」であって欲しいと、一般ピープルは思っているわけでしょ。そういう期待には応えてあげるのがマナーだと思うよ。

最近はさ。確定申告で税務署いくと、「株って儲かるんですね~」とか言われるからさ、僕も「いや、苦しいだけです」なんて、暗い顔してつぶやいたりしてるよ。税理士さんも「そうなんですかぁ」とか言って嬉しそう。

だけどさ、ほんとはむちゃくちゃ楽しいわけよ。ごめんね。ぜんぜん辛くなんかない。ただもうひたすら楽しい。

おそらくこの20億稼いだ人も僕と同じだと思うよ。

新聞記者だったら、言葉の裏を読むくらいの繊細さは欲しいよな~。

しかも、儲けたお金をほとんど使っていないというのだから、またびっくり。

これも、びっくりするほどのことではないと思う。株で稼ぐお金は、日常的な感覚の金銭と別のものだという感覚を持ち続けないと、速攻の損切りなんて出来ないよ。今日、損切りをしたウン十万円で、プラズマテレビが買えたのにとか、新しいノートパソコンが買えたのになんて思っていたら、損切りのクリックは出来ない。

それに日常での金銭感覚が麻痺しだしたら、今度はトレードもルーズになっていくと思う。

一方で、大きな金額をばっさり損切り出来る大胆さと、もう一方で、数千円単位の手数料やロスにも気を配るような繊細さと、そのどちらも要求されるわけで、そうした金銭感覚を身につけるためにも、儲けたお金を、ぱっと無駄に使うなんて考えられない。

億万長者に付き物の高級車やヨットとは無縁らしい。

だって、高級車を買うより、株で1億円儲ける方がよっぽど楽しいもん。知的探求心も満たされるし、自分の心理を完全にコントロールできているという自己征服感もあるしね。

高級車だ、ヨットだ、なんてお金の使い方したら、トレーディングの感覚も狂っていくと思うよ。


デイトレードではなく、1日~1週間ほどをめどにスウィングトレードで値幅を狙っていること、相場環境によって、トレーディングの手法を少しずつ修正しているらしいこと、移動平均線との乖離を手がかりに買いの判断をしていることなど、この人、おそらく僕と非常に似たトレード手法を取っていると思う。


そして、どうやら、僕よりもずっと上手みたいだ。(^_^;)


2006年01月01日 「ぽんぽこのクール・トレーディング」より抜粋
11月01日 日経225 16375.26(▼24.13) TOPIX 1622.51(△5.09)

一ヶ月半、完全にブログを書くのは休んでいたけれど、別にトレードを止めたわけでもないし、トレードの調子が悪いわけでもない。忙しいのは事実だけれど、別にブログが書けないほどの殺人的な忙しさというわけでもない。トレードは、まあ、絶好調ではないが、まあまあだね。基本に忠実に、つまり、「勝率3勝2敗か4勝3敗くらいのペースのトレードを狙い、利益は出来るだけ大きく延ばし、損失は出来るだけ早くカットするように心がける。相場の波に合わせて、ポジションを少しずつ動かしていく」といういつもの手法を淡々と実践しているのみ。退屈なトレードが続いている。

このブログは、トレード自慢をしたりトレーディングの腕を誇示する目的で、書いているわけではないし、株式初心者を啓蒙してやろうなどという野心を持って書いているわけでもない。ボランティアでもない。アフィリエイトなどで金儲けをしてやろうと思っているわけでもない。

自分のトレーディングの軌跡を晒すことで、ある程度の緊張を保ちながらトレードをすることが出来るし、コメント欄での他の方の意見から学び、自分のトレーディングの在りようについて客観的な視点を持つことが、トレーディングの好成績につながっていることが確かなので、ブログを続けてきただけだ。ブログを書くことに何の意味も見いだせなくなれば休止するだけだ。

コメンターの水準が極端に落ちた場合は、ブログを続ける意味はあんまりないね。

別にトレードの記録なんて、このブログに書かなくても、ネットの他の所で書いたりもしているし、だいたいネットにアップしないまでも、トレードの動きは常に記録している。ポートフォリオの含み損益の監視を怠ったら、そのトレーダーはおしまい。そんなことは当たり前の話。日々のポートフォリオは絶えずパソコン上に保存して残しているし、何日も含みが減る日々が続いた場合は、1週間前、2週間前のポートフォリオと現在のポートフォリオを比較して、何が行けないのかを考えて、大胆にポジションを切ることにしている。これも、まあ、当たり前の話だけどね。

大体、これまでここで書いてきたことだって、ある意味、氷山の一角みたいなもの。時々アップしている移動平均線とのマイナス乖離の大きな銘柄数の増減だって、アップしていない時も、記録しているわけですよ。どんな忙しい時だって、そうしたリサーチにかなりの時間を費やしているよ。

マーケットスピードの登録銘柄は、ほとんど毎日のように動かしている。今の相場は、セクターのカテゴライズがうまくいけば勝てる相場だと思う。セクターというのは、業種別という意味ではない。「先行して動くハイテク株」「ハイテク株の中で動きの鈍い銘柄」「日経平均と連動性の高い銘柄」「相場が行き詰まった時に動く可能性のある往年の仕手株」などなど、その相場環境に合わせて、銘柄のグルーピングを変えていく必要がある。一つの銘柄を複数のカテゴリーに登録することも当然のことながらありうる。マーケットスピードのあるページは真っ赤、別のページは緑ばかり、といった展開になったら、それは相場のリズムが掴めているということだ。そんなときは、強気でがんがん攻めていく。


この前の記事のコメント欄を読んでもらえば分かるけど、あまりにも絶望的に頭の悪い人のコメントには、もう呆れるし、読んでいてただひたすら恥ずかしい。それにアホと絡んでると、アホが感染する恐れがあるので、基本的には関わり合いたくないな~。音痴と一緒に歌っていると音程が外れたりするものだしね。非常に繊細さの要求される相場が続いているんだよ。

トレードが楽しい? ふ~ん、そりゃ良かったね、としか言いようがないね。まあ、せいぜい楽しんでいってくれたまえ。もう資産はほとんど残っていなくって、持ち銘柄は含み損ばかりで身動きも取れない、ブログのコメント欄で妄想を語るくらいしかおそらく楽しみはないのだろうな。たぶん図星だろう。

興奮と快感を与えてくれるトレードと、実際に利益につながるトレードとはまったく異なる。利益を生むトレードは、静かで何の興奮ももたらしてくれないし、時に退屈でさえある。退屈で静かなトレードが正しいトレードなんだけど、100年語り続けても分かんない奴には分かんないだろうな。

さて、スタンスはここ2ヶ月ほど、ほとんど変わっていない。

9月の半ばに、別のところで、

1.休養十分のハイテク株の押し目を狙った買い
2.信用買い残の多い大型株の長期的な空売り
3.移動平均線とのマイナス乖離の大きな銘柄のリバーサルを狙った逆張り
4.信用売り残の大きな銘柄の買い戻しを狙った買い

と、4つの戦略を書いたけれど、ほぼその通りのトレードを行っている。

1のハイテク株は、信越化学、SUMCO、ディスコを中心に、東京エレクトロン、日本電産などをいじってきた。手法としては、2月に、ダヴィンチ、アセットマネージャーズ、クリードを空売りで仕掛けていた時と同じ。ダヴィンチ、アセットと比べるとクリードは動き出しがやや鈍く、ダヴィンチなどの下げが一服した時に、突然大きく下落したり、上げる時も少し時間差があったりした。やや毛色の違った反応の鈍い銘柄をわざと一つ混ぜて、その銘柄と他の銘柄との動きの時間差から相場の動きを読んでいくのがいつものやり方。

今回の信越化学、SUMCO、ディスコの3銘柄だと、業績面でも相対的にやや劣り、動きも鈍く、業種もやや異なるディスコが2月のトレードでのクリードにあたる。

10月14日に某所で、SUMCOについて、

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三本陰線が続いたここ数日の日足の形は気分が悪いですね。ちょっとポジションを軽くしておきたいところです
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と書いた。こうした銘柄群はポジション縮小のまま、しばらく様子をうかがっていたのだが、今週に入って久しぶりにやや大きめに買っている。

2の空売りは、新日鐵、東急不動産などは損切りで撤退。みずほ、アイフル、クリード、住友金属を「吹いたら空売り、崩れたら少しずつ買い戻し」のイメージで追いかけてましたけど、本日アイフルの買い戻しを完了し、現時点で空売りのポジションはなし。深追いはすべきではないと思う。

3のリバーサル狙いは今ひとつイメージが掴めない。25日移動平均線、05日移動平均線とのマイナス乖離率の大きな銘柄の増減はチェックしているのだが、仕掛け、損切りのイメージが見えなくて手が出せないでいる。4065紀文フードとか、ずっと仕掛けのタイミングを探って、チェックしていたんだけどね。かなり悔しい。

2006年11月01日


「ぽんぽこのクール・トレーディング」より抜粋
当初はルール通り損切りを行っていた。建玉の段階で設定したロスカットのポイントに達した瞬間、ザラ場を見ている時は売却のオーダーを入れ、そうでない時は翌日の寄りで投げた。しかし、自己処罰のような損切りが続くうちに、次第にロスカットが甘くなっていった。その年の前半、清春氏の推奨銘柄に提灯を付けて簡単に利益を上げていたため、相場を舐めていたのかもしれないと今になって思う。

暴落の時、下落は銘柄を選ばない。一斉にどの銘柄も下がっていく。2,3日、様子を見てから損切りしたりしているうちに、ロスカットのタイミングを逸した銘柄が、どんどん増えていった。

僕は、ロスカットの時に、完全に全てのカットするのではなく、数枚残すことも多い。株価ウォッチのためで、株価の動きを体感するためにはそれなりに有効な方法だとは思っているが、そうした数枚がいくつもの銘柄になると、塵も積もればで、無視出来ない含み損になっていく。少しずつ退却戦を強いられていくうちに、ポートフォリオはどんどん悪化していった。

信用取引を初めて6年になるが、僕は実は一度も追証にかかったことはない。理由は2つあって、ひとつは、レバレッジをいっぱいにかけた全力のトレードをしないためであり、もう一つは、ポートフォリオが悪化し始めた時、早めにカットして信用の余力を常に余裕の状態にしてあるからである。

このときは、そうしたトレード手法の全てが裏目に出た。含み損の銘柄は、もはや損切りも躊躇われるほどの大きな含み損になってしまっていた。信用の余力を増やすためにやむを得ずカットすることが出来るとしたら、利益が膨らみつつあった空売りの銘柄しかなかった。せっかく絶妙のタイミングでエントリー出来ていた空売りのポジションで、益出しの買い戻しを行いつつ、追証の危機を凌いだ。その年の夏の終わりには、ポートフォリオの中は含み損の銘柄ばかりになっていた。もはや敗北は明らかだった。

00年の夏、丸善の空売りで壮絶に担がれた。
01年の夏、含み損は丸善の時より大きくなっていた。
そして、不思議なくらいに痛みを感じないまま、損失は膨らんでいった。

どうせスタートは200万円だったのだ。今、マーケットから退場したとしても1年で数倍の利益を上げたことにはなる。それで十分ではないか。そして、金銭面での利益だけではなく、人間の心理について非常に多くのことを学ばせてもらったと思った。十分に元は取ったのだ。そろそろパーティー会場から静かに立ち去る時なのかもしれない。そんな諦めの気持ちもあった。

奇術師さんたちの発言を掲示板で読みながら、株式投資を勉強していた時のワクワクするような充実感は、もはやなかった。「マーケットは投資家の欲するものを与えてくれる」というエド・スィコータの言葉は、ずっと頭に残っていた。もしかしたら、僕は、心の底では、マーケットから退場することを望んでいるのかもしれない。そんなふうにも思えた。しかし、本当に損をするために、破滅するために、トレードを行っているのだろうか。だとしたら、人間の欲望って何だろう。

夏の初めだったと思う。その前年の春に読んだ林輝太郎の著作を久しぶりに読み返してみたことがある。「うねり取り」という言葉や、空売りの重要性を、僕は彼の本ではじめて学んだのだった。1年半ぶりに読み返してみたその本は、あまりに印象が違っていた。表紙も埃をかぶり色あせていたが、それ以上に、内容は色あせたものに思えた。そして、その1年半ほどの間に、いかに多くのことを経験し、そして、学んだのだとあらためて知らされた。1年半にわたって、掲示板を読み、そして自分の頭で考えながら身につけたスキルは、本から学んだ知識をはるかに凌いでいると思った。

林輝太郎の本の駄目な部分を一言で語れば、彼は教祖として、「師」として語ろうとしているからダメなのだということに尽きると思う。そうではないのだ。人間は変わらない。何十年チャートを見続けようが、月足を何百銘柄と大きな方眼紙につけようが、本質的なところでは人間は変わらない。何年生きても、どれだけ株式トレードの経験を積んでも、人間は初心者の時と同じような間違いを繰り返すだろう。心をカラにして売買譜を書き、チャートを見つめ続ければ、いつか悟りが開けるなんて嘘だよ。

変わるのはただ自分の愚かさの記憶が蓄積していくということだけだろう。自分の愚かさを自覚することによって、以前ほど無謀なリスクは賭けなくなるし、大きな損失の時に目を閉ざし見ないふりをすることもしなくなる。含み損が大きく膨らんだ時の投資家の心理も、自分の過去の経験から容易に想像出来るし、そうした投資家心理の裏を狙った売買もできるようになってくる。

それは本当にわずかな進歩でしかない。しかし、そんなわずかな進歩が決定的な一歩なのかもしれない。

せっかくここまで身につけてきたものを捨ててしまうのは惜しいことに思えてきた。もう一度、頑張ってみよう。しかし、そのためには膨らんでしまった含み損をなんとかしなければならない。そして、肉を切るような損切りが始まった。

Posted by voltaire at 21:30 │Comments(14) │clip! │(回顧録 My Trading Life Part3)

「ぽんぽこのクールトレーディング」より抜粋
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