投資心理投資信託

投機家の最大の敵は自分の中にいる。 人間の本性として、人は希望と恐れとは無縁ではいられない
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) | スポンサー広告 |








原題 Livermore: World's Greatest Stock Trader
リチャード スミッテン(原著), 藤本 直 (翻訳)




リバモアの自叙伝に著者が妻や息子らの取材をまとめ、加筆し出版。
リバモアの破天荒な生涯、マーケットへの姿勢、投資手法を知る上ではずせない1冊である。
投資心理という小さな枠組みでなく、人間の心理がいかに大きな存在か、
いかに全ての物事に影響を及ぼすかという教訓を知り得ることになるだろう。

彼が生み出した独自投資理論は、現在ではトレードの基本的なルールとして認知されているが、
感情が邪魔するため実行することが難しい。
その為現在でも有効な手法とされている。
「ピボタル・ポイント理論」が誤訳からか非常に分かりにくいが

爆上げを確認して、押し目をつけ反発した瞬間に買う方法という考え方(笑える投資サイトCMB2007年5月28日)が有力。

「伝説の投機王」「グレートベア」と呼ばれるように投機家として成功したが、離婚した妻ドロシーと息子に渡した株式のその後の急騰ぶりをみると投資家としても優れていたことが分かる。
これほどの良書が既に絶版(日本語版)になっているのは残念である。



リバモアは、「値を下げだしたころに売る」ことこそ大量の株を首尾よく処分する“正攻法”だと信じていた。まず不活発な銘柄にカツをいれ、テープを通じて問題の銘柄が目覚めた事実を相場師や投資家に知らせ、さらにテープをりようして情報を拡散させる。
―最後の仕上げとして間違ってはならないのが、上昇局面ではなく、下降局面で売る―
これが1900年代初頭における大規模プール運営のお決まりのパターン、すなわち株価を操作し、大量の保有株式をとどこおりなく売りさばくテクニックだった。
そして以来、この本質は変わることがない。なぜなら「人間の本性はかわらない」からである。

 

世界大恐慌でグレート・ベアとして君臨するも、やがて、私生活で訪れる様々な出来事が投資への情熱を失っていく様子。

そしてリバモアは、しだいに株取引に必要な勝負勘を失っていく自分に気づいた。
彼の注意力、エネルギー、自分を律する力は弱まっていた。
相場に立ち向かっていく覇気、意欲にも陰りが生じていた。
それがなぜなのか彼には分からなかった。ドロシーとの離婚のせいだろうか?
頻繁に息子たちにあえなくなったからだろうか?
新妻のせいで気持ちがふさいでいるからだろうか?
1929年の大成功で株式市場への関心が失せたのだろうか?
成功と無縁の身になってしまったのだろうか?
1907年のあの破産と没落に再度見舞われるのだろうか?
この陰鬱な気分、うつろでやり切れない気持ちはどこから来るのだろうか?
いつもどこかに暗さと絶望をかんじていたが、その原因はどこにあったのだろう?
空虚な魂を暖かく満たし、心の平安と充足をもたらすものはないのだろうか・・・・? 



関連ページ: ジェシー・リバモアの名言・格言集 
2007/06/09(土) | 投資関連本 |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。